お知らせ

◆立川教会の定例集会の案内
【毎日曜日】
・教会学校(幼児・小学生対象):8:30-9:00
・ジュニア礼拝(中高生対象):9:15-9:45
・主日礼拝:10:30-11:30

【毎水曜日】
・聖書研究・祈祷会: 10:30-11:30
 現在、旧約聖書を学んでいます。

主日礼拝ライブ(同時中継)礼拝の視聴方法

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※お手持ちのデバイス(パソコン・スマホ・タブレット等)で視聴する場合、音声が小さく聞こえにくい場合があります。その際は、イヤホンを使用すると音声が聞こえやすくなる場合がありますので、ご利用ください。

◆日本基督教団立川教会 創立1951年2月11日 主任担任教師 保科けい子
◆〒190-0022 東京都立川市錦町3丁目11番9号 電話/FAX042-523-2023
◆郵便振替 口座名:日本基督教団立川教会 口座番号:00110-1-92251
◆郵貯銀行 預金種目:当座預金 店名:0一九 口座番号:0092251
◆教会墓地 八王子市南淺川町3079 第二高尾霊園(京王線高尾山口駅下車徒歩20分)

11月第4週の礼拝説教
■日 時:2023年11月26日(日)10:30-11:30 降誕前第5主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 今おられ、かつておられ、やがて来られる方 」
■聖 書 新約:ヨハネの黙示録1章4~8節(新約p452)
■讃美歌:83「 聖なるかな、聖なるかな、 」 463「 わが行くみち いついかに 」

教会の暦は1月1日からでなく、約1か月早い待降節から始まります。11月30日に最も近い日曜日からクリスマス前日までの約4週間を待降節と呼びます。今年の待降節は、年の巡りとしては一番遅くなっており、待降節第1主日は来週の12月3日(日)からです。そして、待降節は4つの主の日からなっていますから、今年の待降節第4主日は12月24日になります。そうしますと、主の日としては本日11月26日がこの一年の最後となります。そのような意味も考慮して、日本基督教団の聖書日課も本日は聖書全体66巻の最後、あるいは新約聖書27巻の最後に位置しているヨハネの黙示録を取り上げているのかもしれません。しかし、私たちの多くは12月31日を大晦日と呼び、一年の来し方を振り返って新年に向けた心備えをするというような慣習の中で生活しています。そのような中で、今年は本日の主の日を古い年の最後と考えて、この一年の来し方を振り返ってみたいと思います。そして、来週から主に導かれる新しい年が始まるという新たな希望を抱いて、心を新たにして歩み出したいと願っています。

 ところで、コロナ禍以前には、多くの教会ではクリスマス礼拝後に愛餐会やお茶の会などをし、楽しみの時を持ちました。今でも思い出すのは、ある教会で担当の長老が聖書についてのゲームをしたときのことです。聖書は何巻あるかとか、共観福音書と呼ばれるのはどれかなど、いくつかの問いがありましたが、その中で「聖書の書き出しの言葉は何か」「聖書の結びの言葉は何か」という質問がありました。書き出しは、創世記の1章1節ですから「初めに、神は天地を創造された。」なので、かなりの人が手を挙げ、指名された方は正解でした。しかし、結びの言葉は手を挙げる方がいませんでした。その時の私はすでに牧師でしたから、誰も答えられなければ指名されてしまうかもしれない、とおびえていました。その時、夫が手を挙げて、ヨハネの黙示録の最後にある「アーメン、主イエスよ、来てください。」という言葉であると答えました。もし、私が指名されていたら同じ答えを言ったかもしれません。ゲームの司会者である長老は笑いながら、「聖書の専門家である牧師でも間違うのだから、私たちが分からなくて当然ですよね」と正解を言いました。それは、ヨハネの黙示録22章21節の「主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。」という祝祷の言葉でした。けれども、牧師であっても、ヨハネの黙示録の結びの言葉は「主イエスよ、来てください。」であると勘違いして記憶してしまうほどに、ヨハネの黙示録と主イエスが「やがて来られる方」であるということが深く関連しているのです。

 さて、本日の聖書箇所であるヨハネの黙示録1章4節から8節は、1章の見出しとして記されている説明によれば「挨拶」の部分になります。新約聖書の中のパウロのいくつかの手紙などを見ると、まず差出人の名前と宛先が記されて、そのあとに内容に入っていくのですが、ヨハネの黙示録は1章1節で「黙示」という言葉の説明をしています。それは「神のご計画の中ですでに決定されている「すぐにも起こるはずのこと」」であるというのです。それを述べたうえで、4節から8節で「挨拶」を記しています。ここには、黙示録の著者ヨハネからのアジアにある七つの教会への挨拶があり、その内容は、七つの教会に属するすべての者に対して、「イエス・キリストから恵みと平安があなたがたにあるように」という祝福です。この祝福の言葉は、先ほど紹介したヨハネの黙示録の結びの言葉とも重なるところがあります。使徒パウロもその手紙でよく使っています。そして、「七つの教会へ」という宛先の「七」という数字は聖書の中では完全数と考えられています。ですから、これら七つの教会はアジア州にあった現実の教会であると同時に、すべての教会を表しているとも考えられます。そのように考えると、黙示録で記されている事柄は、今日の私たちの教会、ひいてはその教会に集う私たちにも関係があるのです。「七」という数は黙示録で数多く使用されています。1章だけでも「七つの教会」「七つの金の燭台」「七つの星」という言葉が用いられています。さらに、1章5節後半~6節は、「わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方、 わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方」すなわち、主イエス・キリストへの賛美が語られています。「栄光と力が世々限りなくありますように」と賛美するときの「栄光」も「力」も主なる神の本質を語っているように思われます。そして、その賛美の結びは「アーメン」になっています。主なる神様をほめたたえる頌栄の結びの言葉として、「本当にその通りです。真実です。」と心から発しているのです。

 ヨハネの黙示録の著者ヨハネが最初にどうしても宣言しておきたかった事、それが7節で旧約聖書のダニエル書7章とゼカリヤ書12章を用いながら語られている預言です。「見よ、その方が雲に乗って来られる。

すべての人の目が彼を仰ぎ見る、

ことに、彼を突き刺した者どもは。

地上の諸民族は皆、彼のために嘆き悲しむ。

然り、アーメン。」と記されています。ヨハネが見たことは、主イエスは旧約聖書で預言されているように雲に乗ってもう一度帰って来られる、ということでした。そして彼は、主を信じる者たちもまた主を信じない者たちも、主イエスが再臨されるときにはこの方の姿を仰ぎ見ることになる、と語ります。8節では「神である主、今おられ、かつておられ、やがて来られる方、全能者がこう言われる。」ともう一度ヨハネが見ているお方について繰り返します。そして、そのお方は「わたしはアルファであり、オメガである。」と宣言されたことを語っているのです。この神は、私たちに伴ってくださる聖霊として今も生きておられるお方であり、この世の初めからおられて、この方によって世界は創造されたのです。そして、このお方はやがて世界を全く支配し完成されるお方です。アルファとはギリシャ語のアルファベットの最初の文字、オメガは最後の文字です。つまりこの方は、神である主、最初であり最後である方、物事を始め完成してくださる方なのです。私たちが待降節に待ち望む方、それはその主なる神の独り子主イエス・キリストです。私たちは主の日ごとの礼拝で、使徒信条を告白しています。主イエス・キリストに関しては、「主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人の内よりよみがえり、天にのぼり、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこよりきたりて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。」と告白しています。主なる神が私たちの現実の歴史に介入して来られた出来事、それが主イエス・キリストの誕生であり、主イエスは真の人間として成長され、十字架の死と復活を経て昇天し、主なる神の右に座されました。そして今、私たちは次週の12月3日(日)から始まる待降節の中で、主イエス・キリストの降誕を確認するためにクリスマスを待ち望み、この世を救い完成されるために再臨される全能者主イエス・キリストを待ち望みます。繰り返しますが、本日は主なる神様が導いておられる一年の最後の主の日です。主イエス・キリストの救いを共に確信しながら、今年一年の間に与えられた多くの恵みを数えつつ過ごしたいと思います。

立川教会牧師  保科 けい子

11月第3週の礼拝説教

■日 時:2023年11月19日(日)10:30-11:30 降誕前第6主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 永遠の命に至る食べ物 」 
■聖 書 新約:ヨハネによる福音書6章27~35節(新約p175)
■讃美歌:6「 つくり主を賛美します 」 56「 主よ、いのちのパンをさき、 」

11月第2週の礼拝説教

■日 時:2023年11月12日(日)10:30-11:30 降誕前第7主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 わたしたちが義とされるために 」 
■聖 書 新約:ローマの信徒への手紙4章13~25節(新約p278~279)
■讃美歌:4「 世にあるかぎりの ことばをもて 」 513「 主は命を 惜しまず捨て 」

11月第1週の礼拝説教

■日 時:2023年11月5日(日)10:30-11:30 降誕前第8主日(召天者記念礼拝)
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 永遠の命を得るため 」 
■聖 書 新約:ヨハネによる福音書3章13~21節(新約p167~168)
■讃美歌:3「 扉を開きて われを導き 」484「 主われを愛す、」

10月第5週の礼拝説教

■日 時:2023年10月29日(日)10:30-11:30 降誕前第9主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 救いをもたらす神の力 」
■聖 書 新約:ローマの信徒への手紙1章16~17節(新約p273)
■讃美歌:2「 聖なるみ神は われの集いに 」 377「 神はわが砦、わが強き盾、」

10月第4週の礼拝説教

■日 時:2023年10月22日(日)10:30-11:30 聖霊降臨節第22主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 福音を告げ知らせ 」 
■聖 書 新約:ローマの信徒への手紙1章8~15節(新約p273)
■讃美歌:113「 いかに幸いな人。」 457「 神はわが力、わが強き砦、」

10月第3週の礼拝説教

■日 時:2023年10月15日(日)10:30-11:30 聖霊降臨節第21主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 神が証しして 」 
■聖 書 新約:ローマの信徒への手紙1章8~15節(新約p273)
■讃美歌:20「 主に向かってよろこび歌おう、 」 149「 わがたまたたえよ、主なる神を。」

10月第2週の礼拝説教

■日 時:2023年10月8日(日)10:30-11:30 聖霊降臨節第20主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 力ある神の子 」 
■聖 書 新約:ローマの信徒への手紙1章1~7節(新約p273)
■讃美歌:19「 み栄え告げる歌は 」 456「 わが魂を 愛するイエスよ」

10月第1週の礼拝説教

■日 時:2023年10月1日(日)10:30-11:30 聖霊降臨節第19主日
■説 教: 保科けい子牧師
■説教題:「 愛され、召されて 」 
■聖 書 新約:ローマの信徒への手紙1章1~7節(新約p273)
■讃美歌:18「 こころを高くあげよ! 」 516「 主の招く声が きこえてくる。」

9月第4週の礼拝説教

■日 時:2023年9月24日(日)10:30-11:30 聖霊降臨節第18主日
■説 教: 原口尚彰 先生
■説教題:「 思い悩みと信仰 」 
■聖 書 旧約:申命記8章2~10節(旧約p294)
     新約:マタイによる福音書6章25~34節(新約p10~11)
■讃美歌:57「 ガリラヤの風かおる丘で 」 369「 われら主にある ひとつの家族、」